＜外反母趾＞
足の指が内側に曲がってくるいわゆる外反母趾。
人によっては角度に関係なく痛みがあり、歩くのも辛い方もいます。

＜外反母趾の痛み＞
外反母趾の痛みには4つのタイプがあります。

①MTP関節が腫れて痛む
九の時に曲がった親指の付け根が痛みます。
曲がった指のまま歩いていると、関節の中の軟骨などにかかるバランスが崩れ
関節そのものが腫れて痛くなることがあります。

②バニオンの痛み
MTP関節には、関節まわりがなめらかに動くように、滑液包（バニオン）という
袋があります。
関節が曲がってくると、その滑液包がこすれて炎症を起こし、痛みます。

③足の親指と人差し指の付け根が（股の部分）痛む
この場合には、ここに付いている母趾内転筋がひきつれて痛む場合が多いです。

④ピリピリする痛み
足の指が曲がっていると、表面に走っている神経がこすれて、神経痛のように痛むことがあります。

<外反母趾の原因>
足はたくさんの骨と筋肉で出来ています。
たくさんの骨が靭帯で連結され、筋肉でしっかり支えられることにより
縦と横にアーチ状のドームを形成しています。

足の外側に広げる筋力の低下などにより、親指の行け根が九の時に曲がって
きてしまうのが特徴です。
痛みと曲がり具合は比例しませんが、１５度以上曲がると外反母趾と疑われるようです。

足同士をつなぐ靭帯が緩んで、足を床についたときに広がってしまう状態を開帳足といいます。
開帳足になっている状態で、荷重をかけ続けると、骨を引き付けておく筋肉が引っ張られ
九の時に曲がっていってしまうのです。

＜当院で出来ること＞
①痛みがあればまず炎症を抑える治療をします。
②曲がってしまっている足の骨の状態を整えます。
③アーチを取りもどすために必要なポイントを指導します

＜今後悪化させないために、改善させるために＞
●足の指の使い方や筋トレを別に開催している体操教室で学び、実践しましょう。
●インソール、足ブラサポーターなどアイテムを利用して筋トレさせ改善を促します。

<モートン、モルトン病（中足骨頭部痛）＞
中足骨頭部痛は足の裏に何か張り付いたような、感覚異常から始まる人がいます。
そんな感覚異常から、指の痺れを訴える人も多いです。
足の2指と３指の痺れが多く、４指が痺れる事もあります。
歩く時に足の裏が痛いと感じる方もいます。
また片側の足だけ痛む事が多いです。

＜原因＞
足のアーチがなくなり、クッション性の少ない足で床からの衝撃を受けていて
骨頭に炎症が起こります。

＜足底腱膜炎＞
足の裏に痛みを感じる、アキレス腱をつまむと痛い
足を着くとズキンと痛む、朝起きた時に足を着くと痛い
お風呂場や床など硬い所に足を着くと痛い
など感じたことはないですか？

その痛みは、もしかしたら足底腱膜炎かもしれません。

＜原因＞
●硬い靴を履いた
●新しい靴を履いた
●今シーズン初のサンダルを履いた
●たくさん歩いた
●長い時間立っていた
●坂道を上った
●走った
などが原因になる事があります


＜当院で出来ること、改善を促す＞
外反母趾と同様に施術、改善を促していきます。

足の痛みは辛いものです。
痛い足で歩行も大変です。
何かありましたら、ぜひご相談下さい。